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和解成立という待ち望んだ日にたどり着くことができたのは、国でも製薬会社でもない、被害者たちの努力によるものだ。これほど大きなあやまちにずっと目を背けてきた人達の存在を、私は許すことができない。良心が痛むということを知らないのだろうか。目先の利益にとらわれて、平気で罪を犯しつづけた彼らには、一生をかけて償う義務があると思う。それこそ土下座どころではすまされないのだ。
薬害エイズ問題を機に、改めて日本が、弱者や少数の人達に対して冷たい国だと感じた。住専の処理にしても、沖縄の米軍用地強制使用の問題にしても、結局は国民及び沖縄県民が被害に遭う方向へ動いていく。学歴社会で勝ち残った、政治家を代表とするいわゆるエリート達は、権力を悪用しているとしか思えない。彼らがそのような状態では、子供たちのいじめもなくなっていかないのではないだろうか。
HIV訴訟の和解成立後、菅直人厚相は
「この和解をスタートとして、恒久対策や真相究明についても引き続き努力していきたい。」
と述べた。この言葉の実現が、弱者に優しい日本につながることを期待したい。