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女性の着る和服は、「キモノ」として外国でもなく知られた美しい衣装である。このうち一番豪華なものは、花嫁が着る打ち掛けである。これは絹の布地に金銀の箔織り込んだ金糸、銀糸で刺繍を施し、多く花鳥の図案模様を描いたものが用いられる。
このほか未婚の女性と既婚の女性ではキモノの模様色合いが異なり、正式の訪問か遊楽のためかなど外出の目的によっても、布地、模様、色合、仕立て方などが異なる。色どりどりで美しい。ただし、原色の濃いものは少ない。昔から日本の風土や気候には淡い中間色が似合ったと思われる。現代では和服はほとんど芸術品なので値段も高い。女性の和服は、安いものでも若い人の一か月の給料では買えないくらいだ。
洋服が体形に合わせて作られているのに対し、着物は体形との相関関係がルーズであって、着付けによって身体に合わせるため着方が難しい。日常洋服で生活している最近の若い女性の大部分は、自分一人で着物を着ることができない。着物の持つ奥床しさ、落ち着きの美しさは、染織の美しさによるということ以上に、着物を着ることによってかもし出される雰囲気によるといわれる。正装の時の絹の友禅染の着物が着られることが多くて、その模様の美しさは一種の美術品とも言える。
私はそのような美術品を着たい。