★日中で表現や比ゆなどの言い回しは似ているが、意味内容が微妙に異なることわざ。
♦日:掃きだめに鶴(つる)(つまらぬところに際立って優れたものがいる〔ある〕たとえ)。/中:草 窝里出凤凰。(悪条件の場所からでも傑出した人物は生まれる)
♦日:隣の花は赤い(人のものはなんでもよく見える)。/中:家花不如野花香。(自分の妻よりも愛人 のほうが美しく見える)
♦日:目の上のたんこぶ(自分よりも地位や実力が上で、なにかと目障りで自分の活動のじやまになる ものや人)。/中:眼中钉,肉中刺。(もっとも心から憎み嫌っている人のこと)
♦日:明日は明日の風が吹く(世の中はなんとかなるもので、先を思い煩うことはない)。/中:今朝有 酒今朝酔、明日愁来明日愁。(今さえよければよく、長期的な計画を立てない)
♦日:腐っても鯛(たい)(本来優れた価値をもつものは、落ちぶれても値打ちがある)。/中:瘦死的 骆驼比马大。(経済的に豊かな家が苦しくなっても、一般家庭よりは裕福だ)
★ <参考 > 日本のことわざの中国語釈\t
♦金の切れ目が縁の切れ目。/钱尽人情断。(金が尽きれば人情も途絶える)
♦弘法筆を選ばず。/善书者不择笔。(文字を書くのが上手な人は筆を選ばない)
♦逃がした魚は大きい。/逃掉的鱼都是大的。(逃がした魚はすべて大きい)
♦花より団子。/眼福不及ロ福。(目の保養もごちそうには及ばない)
♦石橋をたたいて渡る。/叩石渡桥,小心il慎。(石をたたいてから橋を渡る、非常に慎重である)
♦いつまでもあると思うな親と叙/钱财有尽日,双亲有终年。(金銭は尽きる日が来る、酿も亡くなる日が来る)
♦とげのないバラはない。/薔薇无不带刺。(とげのないバラはない)
♦ぬれ手で粟(アワ)。/湿手插在干面里。(ぬれた手を小麦粉の中に入れる)
♦ばかにつける薬はない。/糊涂没药医。(ばかには治す薬がない)