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中国では、最後には生まれ故郷に帰って落ち着くという伝統的な考え方があります。この考え方によって、故郷とはどれほど重要なのかということが明かにされています。身の程知らずに、いつも何とかしていわゆる自由を得ようとして青春時代を体験し、今故郷の存在をもっともっと大切にしたいと思っている私は、今度の日本の大地震について、いろいろ見聞きしたことで、より深く理解できたような気がします。
今年3月11日、皆さんはどこで何をしていたでしょうか。私たちはいつものようにごく普通の一日を過ごしていた時に、日本では史上空前の大地震が起こり、多くの被害がもたらされました。一瞬の間に幸せな生活が消え失せました。思いも寄らない大地震と津波は、家屋や財産や多くのものを奪い去りました。更に、故郷から遠く離れたところに移らなければならない人も数多くいました。親がいなくなった子供の泣き声や、家族を亡くした人の悲しい顔、そして故郷とつらい別れをした人々の姿は毎日テレビに出てきました。最も印象深かったのは、取り壊されて平地になった故郷に向かって、深くお辞儀をしていた女性の映像です。一日も早く故郷に帰りたいという声は被災者皆の本音です。テレビの前で、私は感動をうけ、涙をこらえ切れませんでしたし、感慨もひとしおでした。この先、故郷のことを気に掛けながら被災者はどのようにして、どこへ向かうことになるのでしょうか。