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「ありがとう。」
と答えてくれました。この瞬間、私は通訳者としての誇りをしみじみと実感しました。
午前中の試合を通じて、双方の選手たちは徐々に相手のコンビに慣れていきました。昼休みの後、四人は興味津々に鉛筆や紙を使ってコミュニケーションを取り始めました。意味が伝わらない所は私が通訳しました。友好的な雰囲気に包まれ、私も非常に嬉しかったです。
実のところ、日本側にも通訳の方が付き添っていました。その通訳の方は雑談をしていた際に私が今回初めて実際の現場で通訳をしたと分かると、
「そうですか、デビューおめでとう。」と言ってくれ、「じゃあ、これからは李さんが主役を務めましょう。私が補助しますから。」
その言葉を聞き、なんて優しい方なんだろうと感激しました。ベテランの彼女が私の気持ちを思いやってくれ、通訳を鍛える良いチャンスを与えてくれました。そのことに私はとても感動しました。
午後は観光でした。観光した場所は正定の人たちが誇りとする、八大寺の一つで最も悠久な歴史を持つ隆興寺でした。ガイドの案内に従って、私たちは神聖且つ閑寂な古刹を訪れました。途中私の通訳が行き詰まった時、峰村さんと日本側の通訳の方がいつも優しく助けてくれ、私の苦しい状態を打開してくれました。
穴山くんは、やっと負けた悔しさから立ち直り、本来の無邪気で明るい笑顔を見せていました。そこの庭には、樹齢五百年のアカシアの木が植えられ、その周りを三周すると幸せになるという言い伝えがあります。穴山くんが男の子らしく元気に駆け出し、楽しそうに木の周りを回り始めました。そこにいた全員が彼の可愛さを微笑ましく思い、和やかなムードが漂っていました。この時、中国側と日本側の絆がますます深まったなと私は感じました。
幸運なデビューでした。
楽しい観光が終わり、いよいよお別れの時間になりました。峰村さんが日中友好協会の記念バッジを私に贈ってくれ、握手をして別れを告げました。穴山くんも持っていた塩飴をくれました。私はとても感動し、自分で書いたカードを彼にあげました。
黄金の夕日を浴び、名残惜しい別れを思い出し私は少しだけ悲しくなりました。今回出合った方たちと、今後再び会うことはないかもしれません。しかし、この日深まった中日友好の絆は、きっと私の心に一生刻まれることでしょう。正にこの時、私は通訳者としての責任と誇りをしみじみと感じたのでした。それに、例の心配はもうなくなり、勇気も湧いてきました。
きっと明日はもっと晴れることでしょう。通訳をした経験も、中日両国の友好も。