日本語で「の」を使うときに必ず“的”が必要なわけではない。とくに次のような場合に注意が必要 である。
1. 修飾する名詞が人称代名詞で、修飾される語が親族•友人などの人間関係、所属機関を表す場合、“的”を使わずに修飾することができる。
♦私のお母さん。
我妈妈。
♦あなたのお姉さん。
你姐姐。
♦彼女のボーイフレンド。
她男朋友。
♦私たちのクラスメート。
我们同学。
♦うちの会社。
我们公司。
♦あなたたちのクラス。
你们班。
2. 日本語でも「膝肉」「日本茶」「鉄鍋」などは「の」を使わないように、中国語でも1語のようにふるまうときには、“的”を使わないで名詞が名詞を修飾することができる。「木の机」「中国人の友達」などの場合は日本語では「の」が必要だが、中国語では“的”が必要ない。素材•出身地•種類など、修飾する語が修飾される語の属性を表している場合、“的”は不要である。
《素材》
♦木の机。
木头桌子。
♦ガラスのコップ。
玻璃杯子。
《出身地•産地》
♦日本人の歌手。
日本歌手。
♦中国人の友達。
中国朋友。
♦フランスの歌。
法国歌。