3. 名詞を修飾する「少し」——“一点儿”
「少し糖を入れる」は“放一点儿糖”という。ものの量についていうときに名詞の前に“一点儿” をつける。“ー袋糖”(1袋の砂糖)と同じ構造である。また、後ろに名詞がなくても“一点几”が目的語として働くことができる。
♦これは私からのほん少しの気持ちです。
这是我的一点儿心意。
♦少し飲んだら。
喝一点儿吧。
♦ちょっと用事がある。
我有点儿事。
♦ここに少しお金があるから持っていきなさい。
这儿有点儿钱,你拿去吧。
上記“有点儿事”“有点儿钱”の“有点几”は、動詞“有”+“一点儿”から“一”を省略したものである。形容詞の前の“有点儿”とは違うことに注意。
★用例集
◊部屋の温度を少し上げてください。
请把室内的温度调高点儿。
◊すぐもどってきますから、ちょっとこの荷物を預かってください。
请保管一下这件行李,我ー会儿就回来。
◊きみ少し頭を冷やしたほうがいいよ。
你还是头脑冷静一点儿好。
◊ちょっとお耳に入れておきたいことがあります。
有件事我要跟你说一下。
◊ちょっと言い過ぎて悪かった。
对不起,我说得有点儿过分了。
◊ちょっとこちらにいらっしゃいよ。
请你过来一下。
◊このスープは少し味が薄い。
这汤味道有点儿淡。
◊痛みが少し薄らいだ。
疼痛减轻了一点儿。
◊ちょっと転んだだけなのに打ちどころが悪くて足を骨折した。
只是稍微跌了ー下,结果没跌好脚给骨折了。
◊おいおい、ちょっと待ってくれよ。
喂喂,你等等我!
◊きみの話は少しオーバーだ。
你的话有点儿夸张。
◊ちょっとからかっただけなのに彼は大真面目に反論してきた。
我只不过跟他开个玩笑,他却严肃地反驳起来。
◊今日のきみはちょっとおかしいよ。
今天你可有点儿反常呀。
◊中国語は大学で少しかじっただけです。
中文我只在大学学过一点儿。