去年からブレイクしっぱなしの倖田來未ちゃん。「エロ可愛い」ということばが生み出されたのも彼女の登場からです。最近では、それに対抗するかのように「エロかっこいい」ということばも出てきて、女の子のファッション雑誌では、たびたび使われています。「エロい」+「可愛い」=「エロ可愛い」。「エロい」+「かっこいい」=「エロかっこいい」ということなのですが
「エロい」はもともとエロチック (erotic) からきたことばですが、日本語では「性的にいやらしい」という、どちらかといえばネガティブな意味をもっていました。ですから、女の子が「エロい」と口にしたり、女性誌で見かけたりすることなどなかったのでが
それが、倖田來未ちゃんを形容することばとして使われ始めてからは、一気に市民権を得てしまいました。
数年前には「超」ということばが、若者の間で何にでも使われ出しました。本来は「超満員」「超高層ビル」など接頭語として名詞の前に使われていたものです。そこから派生し「程度がはなはだしい様子を強調する現代の若者言葉」として「すごく」「とても」などの意味で、動詞形容詞形容動詞などにつけて「超感動した」「超高い」「超便利」などと日常会話で使われそれが今では新語として、辞書にまで載っているのです!
「エロい」は、「い形容詞」ですから、正しい日本語としては「エロくて可愛い」「エロくてかっこいい」ですよね。接頭語としての「エロ」も正しい日本語にはありません。しかし、近い将来、「エロ」も接頭語として認められ辞書にまで載る日がくるのでしょうか。「エロハンサム」「エロ美人」などと