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(1)「~を行う」という表現は控え目に。
×悪い例
①検査を行う。
②発表を行う。
○よい例
①検査する。
②発表する。
「~を行う」という表現を多用しすぎると、何となく回りくどい感じがします。
(2) 平易な表現で。
格調高くていねいな文章にしようと、漢語調や文語調の表現を多く使う人がいます。論文や試験ならともかく、あまり度が過ぎると、硬いイメージばかり先行して、読みにくく親しみにくい文章になってしまいます。また、慣用表現や四字熟語も、たまに使用するのは文章を引き締めるのにとても有効ですが、こちらも多用し過ぎると同じような弊害があります。平易な表現のなかに格調高さを追い求める文章のほうが、ずっとすてきではないでしょうか。
作家の曽野綾子さんによると、「平易でない名文はない。難しい文章はつまり悪文」ということだそうです。平易で、しかも味わいのある文章はどうしたら書けるのでしょう。実は、これについては山本夏彦さんが次のように言っています。
「文はあんまりすらすら読まれると忘れられる。所々むずかしい漢字をころがしてつまずいてもらう必要がある」。そして、「文は削りに削って危うく分からなくなる寸前でとどまるをよしとする」。これがなかなか難しいものです。
(3) 名文を書き写す。
いちばん手っ取り早いのは、何といっても名文を書き写すことでしょう。数学や物理などは答えに至る過程が論理的に明確ですが、文章の表現にはそういう根拠がありません。頭の中で「分かる」のとはちょっと違いますから、見よう見まねによってよい文章のコツをつかむほかありません。
たとえば、「天声人語」「編集手帳」などの新聞コラムは格好のお手本だと思います。新聞コラムは、かなり短い文章ではありますが、見かけによらず内容が豊富で、主張も明確で、それがよく伝わりやすいものとなっています。小論文の基本形ともいえますから、文章の訓練のお手本にはうってつけです。