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上で、「補語」と「述語」という用語を紹介しました。この「補語-述語」の関係が、基本的な文の骨組みとなります。文というものは何かを述べているものです。その文を形作るさまざまな成分の中で、述語が何かを「述」べる中心になる語で、補語はそれを「補」う語です。そのほかのもの、例えば「修飾語」は、文の骨組みという点では、副次的なものです(補語の中にも副次的なものがあります)。先ほどの例、
その火事は、やって来た消防車によってすぐに消し止められた。
で言えば、「消し止められた」がなければそもそも文になりませんが、「すぐに」はなくてもいいものです。
×その火事は消防車によってすぐに。
その火事は消防車によって消し止められた。
また、必須補語がなければ、(文脈などからわからない限り)そもそもどういう事柄なのかわかりません。
?消防車によってすぐに消し止められた。
しかし、「補語-述語」以外に、文の構造に関するもう一つの重要な見方があります。でき上がった文の、いわば静止した状態の骨組みではなく、その文が文脈(話の流れ)の中でどのように使われているか、という点に注目することから見えてくる構造です。上で使った例をもう一度出します。
昨日、駅前で火事があった。
その火事は、やって来た消防車によってすぐ消し止められた。
初めの文では「火事があった」と起こった事がらをそのまま述べています。2の文では、その「火事」を取り上げて、それについて説明を加えています。そのことは、2の文を次の3の文と比べるとはっきりします。